けいけいからの返信 その1

わざわざお便りを頂きありがとうございます。所属する立場を表明された上でのコメントに対しては真摯な気持ちで答えさせていただきたいと思います。

自分はLOGとインクレのその両方に所属していました。それぞれの勢力に参加する前には、レン様魔王さんそれぞれと十分お話しした上で移籍を決断しました。お互いの主張と立場は十分納得できるものでした。しかし、相手がどんな手段を用いてこちらに攻撃をしかけてきたとしても、あくまでもリネ内で、剣によって、誰も巻き込む事無く、単身で正正堂堂と戦いたいという自分自身のスタイルを変えることはできず、結局抗争からは身を引くことにしました。


今、現在進行形で行われている敵対勢力に対する個人情報晒し、身体的特徴を嘲笑する等の差別的言動、偽サイト等を立ち上げてまで行われている徹底的な情報工作等、一歩間違えると刑事事件にまで発展しかねないレベルまで過熱化している抗争に強い危惧は抱いていますが、自分のわがままを押し通すために抗争から離脱した身ですので、ここでそのことには言及しないことにします。


それよりもなによりも、自分自身が一番危惧しているのは戦争そのものがシリ鯖から無くなってしまうのではないかということです。最近ケントやアデンで2時間フルタイムでの大きな戦争が行われたのはいつのことだかご存知でしょうか?ハイネやウィンダウッドやOTでは最近活発に戦争が行われていますが、その戦争がどういった経緯をたどっているかご存知でしょうか?もし、興味がおありなら、自分がいくつかの戦争に参戦し動画を撮影していますので、改めておっしゃっていただけましたら、お渡しすることもできますので、ぜひ一度ご覧になってください。


なぜ、銀河帝国そして近代兵器と自分が表現するのか、その理由がもしかしたら少しでも理解してもらえるのではないかと思います。自分個人は別にどこが戦争で勝とうが負けようがそれはたいした問題ではないと思っています。当然自分が所属しているクランが勝利することに至上の喜びを感じます。仲間と戦い勝ち取る勝利の味は、いつまでたっても色あせることはありません。


しかし、戦争自体がシリ鯖から無くなってしまうかもしれない、その危機感の大きさに比べると戦争で勝つという個人的喜びは小さなことであると認識しています。数年前、戦争自体が数ヶ月に渡ってシリ鯖から完全消滅していた時期があったことをご存知でしょうか?全城を単独勢力が制圧し、それ以外の勢力が城を攻めようにも、暇つぶしにたむろしている遊撃勢力に撃退され門に取り付くことすらかなわず、下手をすると旗内に侵入することすら出来ないという時期があったのです。


あなたが所属している連合の中には、その当時防衛遊撃として暇つぶしで戦争時間に門前にたむろし、戦争初心者達による攻めをOT門前などで徹底的に駆逐し、死亡したPCに対してあらんかぎりの罵声を浴びせかけて、気に入らない戦争参戦者に対しては徹底的なPKをしかけていた人も多く復帰されているようですので機会があれば、自分が今記述していることが事実かどうか確認していただければよいかと思います。(その当時そういった仕打ちを受けている人の多くが今現在LOGNS連合に所属していることに、この抗争の救いの無さを感じています。)


その当時、圧倒的戦争勢力に対抗して戦争を盛り上げようと必死に参戦しぼろぼろになっていた勢力が、Nobleangels、Ringfamily、ぐるまきの3クランでした。(旧D連合の人たちはその当時の戦争に嫌気がさし、完全に戦争から撤退していました。)


これら勢力の多くに所属していた人たちの多くが、当時の数ヶ月に渡って全く戦争が行われない状況に危機感を抱き、苦渋の選択として当時圧倒的戦争勢力内での権力闘争に介入し、圧倒的戦争勢力を解体することによる現状の打開を図りました。


そんな状況の中、権力闘争への介入を拒み、両勢力から敵視されながらも戦争に参加し続ける道を選択したのが、Ringfamilyの竜騎師さんでした。その竜騎師さんの気持ちに男気を感じ、竜騎師さんのこれまでの活動に敬意を表し、竜騎師さんといっしょに活動するという道ではなく、あえて竜騎師さんと敵として戦場で再会し、全力でぶつかることによって、感謝の意を表したいというのが、今自分が所属している千年乱世クランの人たちの総意だと思っています。


頂いたお便りを見ていて自分が文面から読み取れる限りでは、抗争という視点で今の現状を捉え、あくまでもLOGNS連合と対比することによってシリ鯖内での事柄を判断されているように感じられますので、自分が言おうとしていることがどれだけ伝わるのかは、はなはだ疑問ではあります。しかし、自分達とは違う価値観で戦争をしている人たちも居るんだってことがなんとなくわかってもらえたらなあ…と思いながながと文章を書いて見ました。


あとこれだけは、訂正しておかなければならないのですが、戦争ネットとは大勢力に対抗するための新たな連合ではありません。ただ単に、そのネット参加者がお互いに攻め情報を告知するためだけの存在です。既存の戦争勢力にとって代わりたいとの意図は全くありません。どちらかというと、パリーグ予告先発制ってあるじゃないですか?あの制度が導入された経緯と、攻め情報を公表するための戦争ネットを立ち上げた経緯には非常に近いものがあると思います。それは、現状の戦争に対して強い危機感を抱き、何とかして戦争を活性化したいってことです。


多くの勢力が戦争に参加すればするほど、戦争は楽しくなると思いませんか?毎週どこかで大戦争が行われているシリ鯖を想像するとワクワクしてきませんか?戦争に参加する誰もが勝利を喜び、そして敗戦を悔しがることのできる可能性に満ちている、そんな状況がリネージュが続く限り継続すればいいなって思ってます。


特定の勢力に所属していないと、戦場で一方的に殲滅されてしまい戦争を楽しめないというのでは、新しく戦争を始めようって人は出てこないと思います。「それは自分達の努力が足りないからだ」と切り捨てることは簡単なわけですが、それではシリ鯖の戦争は衰退していく一方であると思いませんか?多くの勢力が戦場で激突し、中小の勢力や新規参入勢力であったとしても、戦争に勝利できる可能性が残されているような状況って魅力的だと思いませんか?