けいけいからの返信 その2

貴重なご意見ありがとうございました。2大勢力に対抗できるだけの連合を、時間と労力をかけて地道に築きあげていくことが、現状の膠着状況を打破するための最良の方策だとのご指摘ですが、自分もその結論に賛成です。もっと正確に表現するなら、昨年までは賛成でした。


昨年、自分も同じ結論に達し「戦争屋さん連合」という連合勢力を自分なりの形で応援していました。ここで今更そのときのことを蒸し返すつもりはありませんので、詳しい推移は割愛させていただきますが、結局「シリ鯖でDIG連合に強力することは即ち正義、協力しないことは即ち悪である」という大義名分に押しつぶされてしまい、運動は瓦解しました。


はっきりと断言させていただきますが、最大勢力を打破するためにそれ以外の中小勢力が連合を結成し、最大勢力とぶつかり熱い戦争が展開されるという、というこれまでのシリ鯖において繰り返し行われてきた流れが再現されることは、今の情勢が続く限りは有りえないと思います。


中小の勢力が団結し、最大勢力と対抗しようという動きはこれまでのシリ鯖の歴史において、何度も何度も行なわれてきました。そういった運動は、最大勢力の横暴に悩まされていた戦争に普段参加しないPCさん達から広範な支持を受け、そういった人たちを巻き込んで、多数の参加者が集まり最大勢力の圧倒的な質の充実を、これまた圧倒的な量によって打破することによって一定の成功を収めてきました。


しかし、そういった運動に参加していた純粋に戦争を楽しみたいという人々は、少しずつリネージュから他ゲームに乗り換えていき、戦争だけを楽しみたいという人々の数はどんどんと減少していきました。そしてその結果、前回のコメントで述べたような数ヶ月に渡っての戦争死滅期間に突入してしまったのです。


当時シリ鯖に残っていた最大勢力に所属しない戦争参加者は、大いに苦悩し、その結論として最大勢力内の権力闘争に積極的に加担し、最大勢力を分裂させることによって現状を打開する道を選択しました。その策は見事に効を奏し、最大勢力は分裂し、それまで中小勢力に甘んじていた人たちは遂に戦争が全く行われないような状況を覆すことに成功したことを大いに喜びました。しかし…その後の経緯はご存知のとおりです。


今回の真樹嬢さんの日記は、常に中小の勢力に身を置き最大勢力と戦い続けてきた(あの戦いに参加し続けていた人たちにとってぐるまきさんに対してのこの表現に疑問を感じる方も居るかもしれませんが、本論から外れますのでここでは割愛させていただきます。)立場からの現状分析として非常に的確であり示唆に富んでいると思います。よろしければ一度ご覧になられることをお勧めします。


具体的な名前を挙げて説明すると、最大勢力に対抗するために新たな連合を結成しようとすると、「LOGNS連合による横暴から解放したDIG連合に対抗することになり、それはつまりLOGNS連合に利することになってしまう」という大きな大きな壁にぶち当たってしまったのです。DIG連合の持つ城を攻めた場合、それはつまりLOGNS連合と組んだのだという批判にさらされてしまうわけです。


以上のような事情があり、これまでのシリ鯖で繰り返し行われてきたように中小の連合が結成し最大勢力にぶつかっていくというような動きが今後起きるかどうかは非常に微妙な情勢であると思います。


下手をするとDIG連合に対抗するような勢力は、今後シリ鯖に永久に現れず、アデンやケントで大戦争が行われることは永久に無いかもしれない、そういう状況なのです、今のシリ鯖は。妄想だと思いますか?杞憂だと思いますか?一度、DIG連合以外の中小勢力に別キャラでもよいので参加していただいて今ハイネやOTやWWで行われている戦争に参加されれば、自分が今述べていることは、決して妄想でも杞憂でも無く、今シリ鯖の戦争が終わろうとしていることを実感していただけると思います。


自分は一度諦めました。今の状況に絶望しました。しかし、今は違います。今の絶望的な状況に希望の光を見出しています。戦争ネットだけで今の状況を変えることは不可能なことは、わかっています。戦争ネットはあくまでもひとつの提案にすぎないのです。しかし、新しい潮流が起きるためのきっかけ作りになるのではないかと信じています。戦争ネットという提案に触れ、戦争に携わる人たちが何かを感じてもらえたらいいなと思っています。


1ヶ月後、2ヶ月後は無理でしょう。しかし、遅くとも1年後にはアデンやケントで大きな戦争が再び行われるようになればいいな、なるであろうと確信しています。色々と貴重な意見を頂きまして本当にありがとうございました。