そして・・・

たった一つだけ、マフーさんの主張で重い問いかけがありました。
ここから先の記述は、当時の状況を全て知る人以外が読めば大きく誤解を招く恐れがあります。しかも、当時の状況を全てしる人って、今いったい何人シリ鯖に残っているのか・・・



当時、自分自身は、プリであった朱雀さまが引退したことにより、反ギャングとして戦っていく目的を見失ってしまい、NAから脱退し、それと同時に反ギャングからも離脱し、ギャング勢力から追放されたった5人で全ギャングに立ち向かおうとしていたレン様の下に身を寄せていました。当時レン様には味方がおらず、天乃クランやNSと同盟関係に無く、本当にたった5人だけで鯖全体を敵に廻していました。どう考えても絶望的状況に変わりなく、自分としては、朱雀さま引退後の死に場所を求めての移籍であり、そこで完全燃焼した上で引退するつもりでした。



しかし、当時のレン様は反ギャングとの提携、天乃NSを初めとする超高レベル狩りクランとの提携という奇手を次々と成功させ、一気に鯖の状況を逆転させてしまったのです。絶望的な状況で戦い続け、ぼろぼろになり、完全燃焼した上で引退するというけいけいの描いた絵は、レン様に見事に覆されてしまったのです。結果自分は死に場所を失ってしまい、自暴自棄になり、火山や24階で暴走を続け、最終的にはキノコパワ一さんに討ち取られ、インクレに引き取られることになったわけですw



で、話を戻して、重い重いマフーさんからの主張、それは「なぜ、反ギャングはNSと手を結んだのか?」・・・



自分自身がNAから去りレン様の下に身を寄せることになる数ヶ月前から、シリ鯖では戦争が行われなくなっていました。ギャング対反ギャングの戦いは、ギャングの勝利によってほぼ決着し、戦争を起こそうにも、OTの門前にすら近づけず旗際近辺で蹴散らされてしまうような有様でした。そしてそれは、その後も変化する見込みがなく、このままではシリ鯖では戦争が行われない・・・そんな状況だったのです。古参の方以外では中々想像できない話かと思います。実は、今NSや反NSと呼ばれる勢力が、当時同一のの勢力として存在していたのです。今現在NSと呼ばれる人たち、そして反NSと呼ばれる人たち、その両方を敵に回して、圧倒的多数に対して、反ギャングの残党は戦争を仕掛けていたのです。


当時反ギャングに身を置いていた戦争屋の人たちは、思い悩みました。いったいどうすればこの劣勢を覆せるのか。どうすれば、シリ鯖で再び熱い戦争を起こすことができるのか。自分自身は、ギャング内の勢力争いに介入しそこに活路を見出すという、当時反ギャングの人たちが行った選択を非難することはできません。他にシリ鯖で再び戦争を活性化させる方法は存在していなかったと思います。しかし、それを修正する機会が何度かありながら、その機会を放置してしまったことは紛れも無い事実です。なぜあのアデン戦で、ギャング対反ギャングの抗争に正義と悪の価値観を持ち込み、ここまでシリ鯖の抗争を過激化させてしまった張本人とも言えるあの人が、FMと反ギャングの同盟に参加したにも関わらず、同盟の一員として加えず、PTも無いような状況で参戦させてしまったのか?もし彼が同盟の一員として参加していれば、その後の展開は全く別のものとなっていたかもしれません。自分はNS側(FM)、反NS側(インクレ)とそれぞれに身を置いたにも関わらず、早々に抗争から距離を置くこととになってしまったので、ことの成否を問う資格は本来は無いのですが、過激化していくNS対反NSの抗争の中、マフーさんが記載している通り、NSによる過激な政策により、鯖の一般プレイヤーは、甚大な被害を蒙りました。当然の帰結して、元反ギャングは一般プレイヤーからの支持を失い、体制派が正義、体制派に戦争を仕掛けること自体が悪という、戦争屋にとって悪夢の構図が完成してしまったのです。


その構図が覆るまでに3年近くの月日を要しました。当時の状況を考えると、他に選択肢が無かったとは言え、その後の経緯を考えるとマフーさんの主張は、古参の戦争屋にとっては本当に重い問いかけであると言わざるを得ません。